2015.3.8
ウクレレサポート協会 交流会 愛知
おらくにおでんせ
僕がいつも、愛知や岐阜などで開催するウクレレイベントに行って、何がいいって、この一体感に何より感動します。
みんな一緒になって、弾いて、歌って、はしゃいで、楽しんで。
笑うのも泣くのも、みんなでひとつ。
心から。
それをとても感じるんです。
こういう雰囲気を、地元でも作っていきたいなあ。
というわけで、続きです。
まだまだ写真いっぱいあるよー。
今回は長いです。
最後の方に、大事な気持ちも書きます。
とりあえず写真を、コメントなしでずらずらと。
ここで写真はおしまい。
今回はバスの時間があったので、最後の大円団の前に、お別れしました(泣)
最後は会場みんなで『花は咲く』を演奏したそうです。
きっと素晴らしい空気に包まれていたことでしょう。
笑顔と愛がいっぱいの、素晴らしいイベントだったと思います。
さてさて、これを書いている3.11
ちょうど4年前、震災があった日。
4年前の3/11
『その時間』は僕は会社で発生したクレーム処理で、客先でパソコン開いて仕事してました。
今も籍を置くこの工場が立ち上がって4年目にして、たぶん今までも含めて最大のクレーム処理。
最悪の場合、リコールになるかもしれないという瀬戸際で、朝から深夜まで、毎日パソコンでたくさんの報告書を作成していました。
ひと月でン百時間の残業…
2日に1回、それも3~4時間だけしか家に帰れない日々…
死ぬかもしれん、と思いました。
でも、なかなか死なんもんやなー…とも思いました。
精神的に疲れ果てていました。
そしてその客先の、さらに向こうの客先(つまり、メーカー)というのが、福島県に工場があり、問題が出た時に言われたのが
『福島工場に事情説明などで行かんなんかもしれん』
『福島工場から、監査に来るかもしれん』
というものでした。
僕は子供のように、思いました
『福島工場がなくなったらいいのに』
そしたら、あの大災害です。
10メートルを越える高波とか、発電所がどうとか、そんなニュースが延々と続くんです。
そこで2人の僕がいました。
1人は
『俺はなんて不謹慎なことを考えたんだ』と責める自分
もう一人は
『ラッキー』と思う自分
…勝ったのは、後者の自分でした。
もちろん、怖いニュースがどんどん出てくるのに、何も感じないわけがありません。
でもその時はそれ以上に、自分の抱えている問題で、頭がいっぱいでした。
心まで支配されていたのでしょう。
何しろ初めての経験でしたから。
完全に、心の扉を閉じました。
神戸の震災の時、僕は高校生でした。
あの時は、すぐにでも現地へ行きたいと思いました。
でも当時の僕は世間知らずで、何をどうしたらいいか知らなかった。
そして大人になって、東北の震災では僕は
『ラッキー』
と考える人間になっていた。
忙しいとは、心を亡くすと書く。
恐ろしいことですね。
それ以来、つい最近まで僕は震災には一切触れなかった。
触れる事が出来ませんでした。
だって『ラッキー』と思った人間だから。
何を言う資格があるのか。
会社のクレーム処理は、発生から半年ほどで、ほぼ落ち着きました。
もちろんリコールには至らず、今につながる品質管理体制を整える、いいきっかけになったと思います。
その後僕は、仕事に振り回されてばかりの自分を変えたくて、自分探しを始め、やがてウクレレと出会うのです。
そして昨年、ウクレレサポート協会の存在を知りました。
素直に『自分にも何かできないか』と思えました。
実際に僕をここまで動かすきっかけになったのは、この動画です。
↓↓
http://youtu.be/y6nlKM_6_9Y
デイジー★どぶゆき師匠の言葉が、僕の心に染み込んで、涙が止まりません。
この日以来、師匠は僕の師匠なんです。
演奏スタイルとかじゃない、心の師匠。
勝手にそう呼んでるだけですが。
そしていても立ってもいられなくなり、11月には豊橋までデイジー師匠や(もう一人の師匠)ハンサム半治さん、レレサポの皆さんに会いに行くんですよね。
今につながる僕の歩みは、ここから始まっています。
例えば3/29にも開催されるウクミー(ウクレレミーティング)
あれは、もう少し安定したらチャリティーにしたいと考えています。
みんなが楽しんで、気軽に参加できるチャリティー。
最初からそう考えています。
ゆる♪レレ@金沢より、ウクレレミーティングのHP
↓↓
http://yuru-lele-club.jimdo.com/ukulele-meeting-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%BC
これもレレサポ協会の活動を参考にさせてもらってます。
あの時『ラッキー』と思った事実は、一生消えないけど、なんとかしてその時の分も取り返せるような事ができないか。
模索しながら活動しています。
今はまだ、そんなに多くのことはできないけど。
身近なところから少しずつ、少しずつ。
いつか目標とするのは、こんな景色。